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【テレビ】カズレーザー、アパレル商品のセールに忖度なしのひと言 「全体的に元が高すぎるんじゃないか」

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https://sirabee.com/2021/09/10/20162657409/

10日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)では、渋谷区公認の通販サイトについて特集。お笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーが忖度なしのひと言を放ち、反響を呼んでいる。

新型コロナウイルスの影響により、甚大な影響を受けているアパレル業界。この日の番組では、都内の激安衣料品店を紹介する。

渋谷や原宿にある30店舗以上のショップが委託販売しており、多くの商品が50%以上の割引をしている「SHIBUYA FAMILY SALE」という通販サイトでは、アパレル会社が1年前に販売したものを販売しているため、特価価格で発売することができているという。また、同サイトは渋谷区公認となっており、渋谷区のファッションカルチャーを盛り上げるための施策でもあるようだ。

その後、スタジオでは特価価格となった商品を紹介することに。

元値1万1,880円だった長袖カットソーが70%オフの3,564円で販売。また、元値3万4,100円のショルダーバッグが60%オフで1万3,640円になるなど、元々の商品自体がブランド品ということもあり、かなりお得感がある。同局の永島優美アナウンサーも「いやお得。いいですね~」と興奮していた。

これらを受け、カズレーザーは「全体的に元が高すぎるんじゃないかなって思いますけど」とバッサリ。これに出演者からは「元はね、いいものなんですよ!」とツッコミが入る。

続けてカズレーザーは「高額商品だから値引き率も大きくなるんじゃねーのって、ファッションわからないから思っちゃうんですけど」と指摘した。これに共演者が「こだわりのある若者が支持してますから…!」とフォローを入れていた。

今回の放送を受け、ツイッター上では「カズレーザーに賛成 もとが高すぎ」「カズレーザーが代弁してくれた」「カズレーザーって一瞬で視聴者の気持ち代弁してくれる」など、カズレーザーの忖度なしの指摘に対して、視聴者からの反響が多数寄せられている。
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【ここが変だよ日本のテレビ】 <デーブ・スペクター>最近の日本はテレビ離れが加速して…大変、困っているんです。

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僕は日本のテレビが大好きだから、先々がちょっと心配 

――デーブさんは日本とアメリカの映像を売買するというビジネスをされています。日本の番組にどんな印象を持ちましたか。
外国人から見ると日本の番組フォーマットは非常に面白い。昔人気だった『なるほど!ザ・ワールド』なんか海外のいろんな場所を取材して、クイズの謎解きを入れながら展開していて斬新でしたね。海外の番組だと旅行なら旅行、クイズならクイズと単独のジャンルでパッケージしますから、あれは日本独特の発明だと思います。

あと、衝撃を受けたのが日本のお笑いやバラエティ。『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の“早朝バズーカ”とか『風雲!たけし城』の大仕掛けのアトラクション。個人的には『夕やけニャンニャン』の“タイマンテレフォン”もエキサイティングでした。とにかくぶっとんでいて、そうしたコンテンツを本国に紹介したら、「なんだ、これは! 面白い!」と。勤勉で真面目、メガネをかけた堅物サラリーマンという日本のイメージを見事にひっくり返しましたね。これはすごいとアメリカやイギリスのテレビ局が飛びついて、こぞって映像を使ってくれました。

――今の日本のテレビについてはどう思いますか?

日本のコンテンツは世界に十分通用すると思います。生放送も器用でうまい。朝からニュースや情報番組をやっていますけど、にぎやかで、あの見せ方は上手ですよね。民放の昼間のテレビも楽しいし、けっこうためになる。世界的にみても日本のテレビ技術は最高で、見た目がとてもいいし、テレビそのものはすごく優れている。

しかしここ10年で、テレビを取り巻く環境が変わってしまった。いままでなかったNetflixやAmazonプライムビデオなどの映像ストリーミング媒体が出てきてテレビの視聴者をどんどん奪っている。けれど日本のテレビはそういう流れを予測できずに、準備していなかった。

その点海外のテレビは、CNNを筆頭とする24時間ケーブルテレビが80年代に現れたとき地上波のテレビはスタンスを変えたので、最近のストリーミング配信の影響はありません。

一方、最近の日本はテレビ離れが加速して、視聴率を世帯から個人に変えるなどしてあたふた。大変、困っているんです。どうしていいかわからない。

じゃあどうすればいいかというと、やはりコンテンツにつきます。いまだってネタ番組、音楽、スポーツ、面白い番組ならば必ず見ますよね。テレビ離れにはいろんな理由がありますが、シンプルに考えると視聴者の欲求に応えられていないということ。

番組作りが方向性を失っていると感じることがたくさんありますし、これまでテレビを支えてきたチャレンジスピリットや探究心が減ってきているんじゃないかなと思います。長年テレビがメディアの王様だとあぐらをかいていたから、結局そのつけが回ってきている。僕は日本のテレビが大好きだから、先々がちょっと心配なんですよ。

――ここを変えたらいいと思うことはありますか。

まずキャスティングですね。芸能事務所の意向を優先して選ぶのではなく、その人が面白いか面白くないかだけで使うべき。海外ではエージェント(芸能事務所)の力よりも個人の力が重視される。日本は特殊ですね。

次はバーターの問題。「AさんとBさんを抱き合せ(セット)で売り出す」というように番組の中に同じ事務所のタレントがたくさんいる。あるいは主役やMCの好みを受けて使うとか、それ以外にも“天の声”といわれる行政キャスティングが幅をきかせている。僕はずっとエンタメの仕事をしてきましたが、最近は特にその傾向が強いように感じます。だから視聴者から同じ出演者しか出ていないという不満がたくさん出ていますよね。

そして3つ目はドラマが進化していない。まったくダメですね。さっき挙げたキャスティング理由から演技がまったくできないような人を、わかったうえで使っている。これは問題に決まっているじゃないですか。日本以外の国では、どんな大物俳優でもオーディションによってふるいにかけられる、その役が合っているかどうかを含めて。

それを飛び越して、演技できない人を視聴者に押し付けるんですから、迷惑な話。ましてやNetflixなどのドラマの俳優たちがすごい演技をしているのに慣れていると、日本のドラマは残念に映ります。下駄を履かせてもらっている俳優は、視聴者からすると、「えこひいきで出演している」と透けて見えてしまうこともあるでしょうね。
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